ゆっくり霊夢です。
ゆっくり魔理沙だぜ。
おー!
やっぱ警察犬はかっこいいねぇ!
まったくだ。
早くお前の顔を噛んで振り回してほしいよ。
遠心力でほっぺが平たくなるだろうがコラ。
てかひとつ思ったんだけど、こういう「仕事を持っている生き物」って犬ばかりだよね?
そうでもないけど、確かに犬にその割合が多いのは間違いないな。
なんで?
なんでって…あー、これ説明しなきゃいけないヤツか。
じゃあ今回は、なぜ犬だけ職業犬として活躍できるのかについて解説するぜ。
それじゃあゆっくりしていってね!
それじゃあゆっくりしていってね!
まあ働く犬って言ってもいろいろある。
一体どんだけあるか霊夢は知ってるか?
えっと…警察犬でしょ?
あとは…警察犬に警察犬、あと警察犬…
やっぱ噛んでもらった方が良さそうだな。
知らないんだからしゃーないじゃん!
てかそうじゃなくて、なんで職業犬って言われるくらい仕事を持つ生き物が犬ばっかかって聞いてんの!
そこについてだけど、今から職業犬の種類を解説していくから、それで自然に分かるぜ?
え?
そうなんだ?
じゃあ全部聞かせてもらおうかなぁ。
よし、なら解説していこう。
とは言っても、職業犬の種類は非常に多いから、大きなカテゴリで説明していく。
6種類になるからよく聞いててくれ。
あいよ!
6つね。
①警察犬
まずひとつ目は、お前の大好きな「警察犬」だ。
働く犬の代表格と言っても過言じゃないな。
まあよくテレビとかで取り上げられるから、それで知名度が上がったって感じだね。
だな。
で、警察犬と言えばシェパードが有名だが、他にもドーベルマンやコリー
ラブラドールレトリーバー、ゴールデンレトリーバーなども居るぞ。
へー!
シェパードがイコールで警察犬って印象あるけど違うんだ?
実際シェパードが多めだけどな。
理由は、他の犬種と比較して総合力で勝るって話だ。
人間にとても従順で、素直な性格をしている、また高い攻撃力があるってのも関係してようだな。
なるほど。
私と魔理沙じゃ、私の方が優れてるもんね。
ああ、顔の食用加減がな。
で、ドーベルマンもよく選ばれる警察犬のひとつだな。
こっちは運動能力が非常に高い上に、勇敢さも備えているってのが理由にあるそうだ。
食用加減が優れてるってどんな日本語だオイ。
てか、やっぱり犯人を捕まえる為の力が必要なのが警察犬ってことだね。
犯人どーこー以外でも、警察犬は成り立つんだぜ?
例えば麻薬探知犬だ。
その凄まじい嗅覚を利用して、麻薬を探知出来るように訓練された警察犬より
空港での持ち込みが発覚…なんてのは、テレビでもよく見るだろ?
ああああ!
そうだ、そんな犬も居たっけ!
さらには跡追求犬は、同じくその嗅覚を生かして現場に残された
犯人の遺留品等の臭いから犯人を割り出すなどで活躍しているな。
刑事ドラマでよくあるヤツか!
そう。
なお犯人が逮捕された後なら気選別犬だ。
容疑者と遺留品の臭いが一致するかどうかを確認するんだよ。
なおそこで「一致した」場合は、裁判で物証として認められるほどの重要性なんだぜ?
すっごおおおおおお!!
ほえほえー…なるほど、運動能力とか嗅覚を全力で利用してるってことだね。
②災害救助犬
そういうことだな。
てなことで次、ふたつ目は「災害救助犬」だ。
あー!
これもテレビでよく見るよ。
警察犬の消防版だね!
そうそう。
その中でも有名なのは、山岳救助犬のセントバーナードだろう。
うんうん。
なんかワイン入ったボトルを首に付けて、雪山で遭難した人のところまで先に行っちゃうんだよね。
でもさ、よく雪山でそんなこと出来るよね。
それはもちろん、半端ない嗅覚によるものだ。
豪雪でも吹雪でも、犬ってのは僅かな人間の臭いを嗅ぎ分けることが出来るのさ。
性能パネェ…
さらに人命救助という特性から、勇敢さだけじゃなく知性も求められる。
加えて雪山の環境を突破出来る忍耐強さなど、極めて高い能力が必要なんだよ。
それを可能にするのが犬ってことか。
たしかに、他の生き物で行けるかって言われると想像出来ないなぁ。
だろ?
なお水難救助犬ってのもいて、海や川で溺れている人を助ける役割を持つんだ。
訓練のおかげか、人間の指示なしに独自の判断で救出するみたいだぞ?
頭も身体能力もズバ抜けてるよね…
そんで、溺れている人間サイズを救出するってなると、それが出来る生き物も限られるから…
③介護犬
必然的に「犬」になるわけだな。
ということで次、みっつ目は「介護犬」だ。
介護って具体的に何すんの?
まず挙げられるのは盲導犬だな。
視覚障碍者の外出をサポートし、目的地まで安全に誘導するために活躍してくれる犬だ。
障害物の有無の判断はもちろん、赤信号まできちんと識別するぞ。
頭良すぎて驚くよ…
一緒に連れてったら楽だわー。
お前だと咥えられながら、だな。
そんで、同じ介護犬の中に聴導犬ってのも居るんだ。
人をすぐエサ扱いしやがって…
で、聴導犬って何?
盲導犬の「視覚のフォロー」に対し、「聴覚のフォロー」をする犬だよ。
目覚ましや着信音、警報音など、様々な音を知らせてくれるのさ。
でも、今時バイブとか出来るし、そこまで需要無いんじゃないの?
おいおい、避難警報をどうする気だ?
サイレンなどが聞こえないと、致命傷になる地域だって少なくないんだぞ?
……うーん、たしかに。
需要無いどころか引く手数多だった。
その他は、手足に障害がある人の手足となってくれる介助犬も居るな。
スイッチを押すとか何かを持って来てくれるとか、簡単な作業なら全部やってしまうぞ。
それも、頭が良くないと出来ないことだよね。
犬がどんだけおりこうか思い知らされるよ…
④セラピー犬
だから応用が効くってのもあって、かゆいところに手が届くのさ。
じゃあお次、よっつ目は「セラピー犬」だ。
あ、近頃認知度上がって来たよね。
海外じゃ既にポピュラーなんだけどな。
人間と触れ合い、心と体を癒やしてあげる役割を担う犬だ。
でもさ、これって犬じゃなくてもいいんじゃないの?
たしかに、アニマルセラピーとも言うことから、犬に限った要素じゃない。
だけど温厚さや甘え方、人間への忠誠心などからセラピーにとても適しているんだよ。
そういや、犬って「優しい」って言葉が当てはまる個体も多いよね。
他の生き物だと、そもそもその概念が無かったり少なかったりするけど。
だから「癒やし」を人間に与えることが出来るのさ。
なおこのセラピー、虐待されたり捨てられたりで傷付いた犬自身のセラピーになることもあるようだ。
うーん、持ちつ持たれつだね。
そういや、人間と犬の付き合いって長いからなぁ。
⑤猟犬や害獣駆除犬
今、さりげに職業犬の神髄に触れたな。
ま、それは後回しで次はいつつ目、「猟犬や害獣駆除犬」ってのも居るぞ。
猟犬は分かるけど、害獣駆除犬って?
結局同じじゃないの?
まず猟犬は、漁師と共に活動して獲物を探したり回収する役割を持つ犬だ。
鼻が効く、飼い主の言うことを聞くなどで、狩りのパートナーに最適なんだよ。
昔っからそうだもんね。
ハンティングには犬ってセットだし。
だな。
そんで害獣駆除犬だけど、こちらは社会活動の上で何らかの害をもたらす野生動物を
駆除するっていうのが主な役割になるんだ。
あ、狩りと駆除の違いってことか。
でも、野生動物ってどんなのを相手にするの?
イノシシやサルが主な相手だけど、場所によってはクマも居るな。
絶・天狼抜刀牙?
⑥闘犬や競争犬
銀河じゃねえよ。
回転もしねえし、二匹で足合わせたりしねえから。
で、次はむっつ目、「闘犬や競争犬」も忘れちゃいけない。
闘犬ってあれだよね、土佐犬だよね。
別に土佐犬に限ったことじゃないし、海外でも行われているぞ。
ただ、近年は動物愛護の観点から廃止の方向だそうだ。
そんなこと言ったら競争犬も同じじゃん。
競わせるんだからさ。
傷付くかどうかってのも判断要素みたいだな。
なお競争犬もドッグレースなど、特に海外では人気でギャンブルにも利用されている。
こちらも縮小傾向となっていて、禁止にしている国もあるそうだ。
この項目についてはいろいろと難しいね。
それにしても、職業犬がこんなに居るとは…
警察犬だけじゃなかったろ?
そんで霊夢、なんで犬だけが職業犬として活躍出来ているのか…
その理由をお前の口から教えてくれよ。
う…そ、そうだね。
人間に対して従順で懐きやすいし、頭もいいし身体能力も高いから…かな?
50点だな。
それに加えて、人間との付き合いがめちゃくちゃ長いってところだ。
付き合い?
実は人間と犬との付き合いって、1万年以上あると考えられているんだ。
いちまんねんーーーーー!?
当時オオカミが家畜化され…つまり犬のご先祖様だな。
人間との付き合いが始まったんだけど、そもそも犬が社会動物であること。
そして人間の命令をよく聞き、理解して従うという特性があるから
今日まで人間と犬との付き合いがあると言えるんだよ。
な、なるほど…
そんで人間の文面が発達し、それに合わせて犬も対応出来るよう学んだ。
となると、もうこの時点じゃ他の生物じゃ間に合わないのさ。
あ、そっか!
犬はずっと人間と一緒に居たから変化に付いていけるけど
他の生き物はそうじゃないから、出来なかったり時間が掛かるんだね。
その解釈でいいと思う。
てか、人間の身近にそこまで頭のいい生物が居なかったってもあったみたいだけどな。
たしかにね。
猫じゃ心許ないし、そもそも人間の言うこと聞かないから…
まあそれも個体差があるんだけど、犬の場合は個体差があっても
全体的に従順だし理解力があるし身体能力も高いってのがあるから
自然とパートナーになっていったんだと思う。
へー!
なんか、パートナーになるべくしてなったって感じだね。
そうなのかもしれないな。
ということで今回はここまでだ。
ふむふむ、職業犬ねぇ。
下手したら、私よりも職業の選択肢多いんじゃないかな?
我々にはYoutubeがあるだろ!
でもそれって最近下火……
言うな。
言うんじゃない。
現実を言うのはやめろ。
ということで今回は、なぜ犬だけ職業犬として活躍できるのかについて紹介しました。
最後までご視聴頂き、ありがとうございました。
最後までご視聴頂き、ありがとうございました。