ゆっくり霊夢です。
ゆっくり魔理沙だぜ。
ひょーう!
チーター可愛いねえ!
ヒョウなのかチーターなのか。
ん?
何言ってんの?
あ、ヒョウも可愛いよね。
どっちがどっちか分かってんのか?
しょーじき区別出来ない。
てか、なんであんなに似てんの?
似る理由があるからに決まってんだろ。
区別の方法も教えてやろうか?
あ、そういうのいいね!
じゃあ今回は、なぜチーターやヒョウは模様が似ているのか、などにについて紹介するぜ!
それじゃあゆっくりしていってね!
それじゃあゆっくりしていってね!
https://youtu.be/UgkXRv57W_c
でもさ、チーターもヒョウも似てるけど生態は違ってるんでしょ?
まあな。
じゃあそれぞれの概要だけ説明しとくか。
どっちからがいい?
じゃあチーター!
OK。
ならチーターからだが、これは哺乳綱食肉目ネコ科チーター属で、アフリカ大陸やイランのサバンナや半砂漠に生息している生物だ。
体長は最大でも150cm、体重はどんだけあっても70kgくらいかな?
そういう動物にしては小ぶりだね。
で、やっぱチーターと言えばサバンナだよ!
まあな。
そんで、地上における世界最速の生物として名高いのは誰もが知るところだ。
どんだけの速さで走るんだっけ?
大体100km/h。
想像以上にヤバかった。
軽トラじゃ勝てねえ。
何せ、体のあらゆる箇所が早く走ることに特化しているからな。
頭のてっぺんから爪先まで、そのすべてが速さの為にあると言っても過言じゃない。
一昔前に流行った、改造スープラみたいだね。
一緒にすんな。
ああいう、ちょっと走りを覚えたヤツが背伸びをしたような車は…
魔理沙、それサバンナでも同じこと言えんの?
普通に言えるし、分かりづらいボケを入れんな。
そんで昼行性で、狩りは大多数昼間に行う。
見た目の特徴としては、小さめの頭と目から口にかけて描かれる黒いラインかな?
このラインは涙状斑といって、昼間の眩しさを和らげる働きがあるそうだ。
あれか!
野球選手が目の下にめっちゃクマ作るヤツか!
アレはアイブラックだっつーの。
「太陽光の反射によるまぶしさを抑える効果」って効果があるってところは同じだけどな。
お、合ってた。
そんでヒョウは?
ヒョウは哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属の生物で、アフリカ大陸やユーラシア大陸南部~東部にかけてのサバンナや
熱帯雨林、半砂漠など広範囲に生息しているな。
ちなみに、ネコ科の構成種の中では、最も広域に分布しているそうだ。
なお体長はオスで最大190cm、体重は多くて90kgくらいだな。
あれ?
チーターより大きいんだね。
肩高はチーターの方が高いんだぜ?
で、日中は樹上や藪の中とか岩の間などで休んでて、夜になると茂みに隠れながら獲物に忍び寄るって感じの狩りをするんだ。
まれに大型の有蹄類の成獣を捕食することもあり霊長類、鳥類、爬虫類、魚類、糞虫などの昆虫なども食べ、
人間の居住地域である場合は犬や人間も襲うって話だぜ。
ひいいいいいいいいいい!!
それにしても、ヒョウは夜に活動するんだね。
そう。
そんで捕らえた獲物を、木の上に運んでからゆっくりと食事をする特徴があるそうだ。
ほかの動物に獲物を横取りされないための知恵ってヤツだな。
ライオンやブチハイエナ、カッショクハイエナ等の他の捕食者とは生息箇所が競合しているから、
地面に居ると結構な割合で盗られてしまうみたいだ。
なーるほど。
そんでさ、結局どっちも柄が一緒だよね?
なんでこんなことになっちゃってんの?
よーく見ると違うんだぜ?
それに、どうして模様が似てるかっていう確たる理由もあるんだよ。
まず理由を聞きたいなぁ。
結局、「ネコ科」であることが最大の理由になるだろうな。
は、はあ?
そんなの理由になるの?
それ言い出したら、お家のネコだってあの模様じゃないとおかしいじゃん。
イエネコのことな。
でも、チーターとかヒョウはイエネコと違うところがあるだろ?
決定的なところで。
近寄ると怖い。
もうお前食われちまえ。
じゃなくて、イエネコがペットであるのに対してチーターやヒョウは自然界に生きる生物じゃないか。
厳しい自然界を生き抜くのに、あの模様が必須になるんだよ。
あー…もしかして保護色とかそういうの?
分かってるじゃないか。
そう、チーターにしろヒョウにしろ、どうして似ているかって言うと同じネコ科であるのと、
あの模様を保護色としているから…ってのが答えになるな。
ふふふ、魔理沙ももうろくしたね。
ん?
何かおかしかったか?
それなら、なんで同じネコ科のライオンには模様がないのさ。
あーこれ勝っちゃったなー魔理沙に勝っちゃったよー。
何を持って勝利とするかは知らんけど、ライオンのように集団で狩りをするネコ科の生物には模様がないそうだ。
逆にチーターにしろヒョウにしろ。これらの単独で狩りをするネコ科には模様があることから、
「単独で狩りを行うネコ科の肉食獣」に対して保護色として備わっているとされているんだよ。
まあ、実のところ本当の理由は未だ不明だそうだけどな。
…チッ、答えやがった。
まあいいや、じゃあどうやって見分けるのか教えてよ。
どう見ても一緒にしか見えないんだよねー。
実はそれほど難しくなかったりする。
まずチーターなんだけど、あれは黒い水玉みたいな模様ってだけだな。
それと、最大の特徴である涙状斑があることから、チーターと断定するのは容易い。
たしかにその特徴は大きいよね。
でも両方に襲われたら、咄嗟だから間違えそうだよ。
だからはよ、ヒョウもよろしく。
チーターとヒョウから同時に襲われるとかどんなシチュエーションだ。
で、ヒョウについてだけど、いわゆる「豹柄」を思い出してもらえばいい。
それでもチーターと混同しちゃうのよ。
違うんだぜ?
ヒョウってのは黒い水玉じゃなくて、オレンジ色の中心と黒い花びらのような模様なんだ。
もっと具体的に言うと、丸っこい模様の縁が黒いってだけなんだよ。
これを「梅花紋」と言って、写実的に梅の花を表現した家紋に似ているぞ。
ほえー…そうなんだ。
チーターは黒いだけで、ヒョウは縁が黒い…うん、これなら判別付きそう!
ま、お前の心配が的中することはないけどな。
なんでさ!
海外旅行行ったらガオーって…
何処に行くつもりなんだよ…
てか断言していい。
あえて見に行くくらいしなきゃ、チーターやヒョウと出会うことはない。
魔理沙、それサバンナでも同じこと…
言えるっつってんだろ。
チーターもヒョウも、絶滅危惧種なんだよ。
あ…そうだったんだ。
特にヒョウはその数がヤバいことになってるから、そういうツアーでも組まない限り会うのは難しいんじゃないかな?
ちょっと脱線しちゃうけど、なんでそんなことになってんの?
そりゃあいつもの「人間の所為」に決まってんだろ。
特に密漁での影響は、数が減った今だからこそ余計深刻だな。
ヒョウなんて危ない生き物をわざわざ狙うって…
何言ってんだ。
さっき「豹柄」の話をしただろ。
その豹柄のものは、人工的に作らなければ何処から持ってくるんだよ。
それ目的か!!!!
ぐぬぬ…もうそいつらの皮でいいんじゃないかな?
物騒なことを言う…
気持ちは分かるけど、これ以上は脱線が過ぎるからやめよう。
てなことで話を戻すけど、正直言うとチーターとヒョウの見分けよりも、ヒョウとジャガーの方がよっぽど見分けられないんだよな。
そんなの簡単じゃん。
ネコ科の動物と女子プロレスラーじゃ一目瞭然だよ。
横田じゃねえよ。
体格がまるで違うが、咄嗟って点じゃかなり見分けるのが難しいところだ。
ほんとだ。
それにしてもでっかいなぁ。
てか、ジャガーってあんまり聞かないね。
どういう動物なの?
今回のテーマはおおむね話せたし、ついでに話しておくか。
ジャガーは哺乳綱食肉目ネコ科ヒョウ属で、北アメリカ南部や南アメリカの、
一般的に「ジャングル」と呼ばれる地域に生息している。
縄張り意識が強く、南アメリカのジャングルでは食物連鎖の頂点に君臨してんだぜ。
おお!
最強なんだ!
体長は最大で190cm近くになり、体重はデカいヤツだと150kgを超えるな。
チーターの倍じゃん…
そりゃそうだ。
何せネコ科のなかではトラやライオンに次ぐ大きさになるからな。
なおヒョウと同じ夜行性で、木登りも得意だぞ。
そんで模様なんだけど…
たしかにめちゃくちゃ似てるね…こりゃ判別不可だわ。
髪の毛黒く染めた魔理沙と私を見分けるくらい困難だわ。
顔は同じだからな。
よって装飾品で誤魔化し…って何言わせんだ。
これも見分けるコツを覚えておけば簡単。
ヒョウの梅花紋の中に、黒い点があるって覚えておけばいい。
黒い点?
…あ、たしかにちょっとだけ何か見えるよ。
でもこれじゃ、やっぱチーターとヒョウとジャガーに襲われた時に判別が…
それが起こるのは一体何処なんだよ。
ネコ科地獄か。
そんで、まだ似ている生物は他にもいるんだよなぁ。
まだいるの!?
でも、あんな特徴的な模様持ってる生き物って他にいたっけ?
ピューマだよピューマ。
大リーグボール1号!?
ヒューマじゃねえよ。
この時代、ちゃぶ台返したら苦情が来るぞ。
で、これもまたこれまでの3種と似た模様があるんだよ。
は?
何も無いじゃん。
てか、どっちかって言うとライオンのメスじゃないの?
チッチッチ。
ピューマの赤ちゃんをよく見てみろ。
え?
も、模様があるぅぅーーーーー!!
なんで!?
じゃあピューマの概要も話しておこう。
哺乳綱食肉目ネコ科ピューマ属で、カナダのブリティッシュコロンビア州から、チリにかけて生息している。
オスで言うが、体長は最大で170cm近く、体重は重くて80kgってところだな。
チーターとヒョウの中間ってところだね。
でもやっぱネコ科だけあって、他の連中とよく似てるねぇ。
連中て…
そんでかなり身軽で、敏捷で瞬発力に優れ高さ4m、幅12mほどの跳躍した記録が残されているぞ。
ほんと、同じネコ科でもそれぞれ特徴があるんだね。
あ、そういや赤ちゃんピューマの模様って…
そこなんだけど、幼獣は体中に黒から黒褐色のヒョウのような斑紋があって、
尾には黒い輪があるが、これらは成長とともに消えていくんだ。
他の動物に襲われる危険性の高いってことで、カモフラージュ効果があると考えられているぞ。
あ、そういうことか!
これもまた保護色って意味なんだね。
自分の身を守るって意味で。
だな。
まあピューマに関しては、成獣に模様がないから判別云々は一目瞭然だからもういいだろう。
むしろピューマの場合は、模様がある時期に襲ってきてほしいくらいだね!
OK。
模様を書いた成獣をお前の元に送ろう。
顔から喰われるだろ。
それにしても、模様が似ている理由ってそういう感じなんだねぇ。
そんでその種類も結構多かったし、何もチーターやヒョウだけに限ったことじゃないんだ。
そうそう。
見た目がかなり似ているけど、それには理由があってそれぞれそうなった背景があるんだよ。
まあ生態は大きく異なっているけどな。
ネコ科っていうとお家のネコを思い出すけど、あまりにも違い過ぎるから戸惑うよ。
似ているところもあるんだぜ?
多くは高いところが好きだし、夜目が効くし、短距離が速いし…特にチーターは世界最速だからな。
そんで何よりネコ科であることを彷彿させるのは、やっぱ毛づくろいだな。
ああああああ!
そういえばライオンもやってるぅぅぅぅぅ!!
いやはや、ネコ科ってのは種類が多い分個性に溢れていて面白いな!
ということで今回の解説はここまでにしておこう。
今日もがっつり学んだなぁ。
てか、あの模様ってどれもかっこいいよね。
密漁は絶対ダメだけど。
イメージ的に、「強さ」が前面に出るからな。
人間は、そういう直接的な強さを心のどこかで求めているのかもしれないと言えるだろう。
じゃあボディペイントしちゃおうかな!
お前が?
前身ピンク色に塗った方がいいだろ。
誰が生ハムだ。
結局食用じゃねえかチクショウ。
ということで今回は、なぜチーターやヒョウは模様が似ているのかなどについて紹介しました。
最後までご視聴頂き、ありがとうございました。
最後までご視聴頂き、ありがとうございました。