これも…あれも…みーんなそう…
何してんだ…?
スーパーで、そこまで魚ガン見するヤツは珍しいぞ?
スーパーで、そこまで魚ガン見するヤツは珍しいぞ?
いや、なんかさぁ…魚ってやたらスズキ目多くない?
そりゃ魚の中で、最大の派閥になるからな。
それがどうかしたのか?
それがどうかしたのか?
なんで?
は?
なんで世の中スズキばっかなの?
何言ってんだ。
苗字だって偏ってるじゃないか。
日本で一番多い苗字は佐藤だし。
苗字だって偏ってるじゃないか。
日本で一番多い苗字は佐藤だし。
なんだそれ!?
そんなんじゃ納得できないよ!
きちんと説明しないと二度とスズキ目の魚出さない。
そんなんじゃ納得できないよ!
きちんと説明しないと二度とスズキ目の魚出さない。
ほぼ選択肢がないじゃないか…
仕方ない。
今回は、なぜ魚類で一番多い科の名前は“スズキ科”なのか?について解説するぜ!
仕方ない。
今回は、なぜ魚類で一番多い科の名前は“スズキ科”なのか?について解説するぜ!
まずはリンネ式階層分類という分類体型について
で、鈴木さんはウチの二件隣のおじいちゃん…
誰もそんなこと聞いてないよ!
魚だってさっき言ったじゃんか!
魚だってさっき言ったじゃんか!
冗談だよ。
まずスズキ目とは言うが、「目」ってきちんと理解してるか?
まずスズキ目とは言うが、「目」ってきちんと理解してるか?
生物の分類でしょ?
さすがにそのくらいはねぇ?
さすがにそのくらいはねぇ?
お、知ってるじゃないか。
詳しく説明するが、それはリンネ式階層分類という分類体型に基づいて、生物を階層的に分類した階級のひとつなんだ。
詳しく説明するが、それはリンネ式階層分類という分類体型に基づいて、生物を階層的に分類した階級のひとつなんだ。
階層?
上とか下とかあるの?
上とか下とかあるの?
そうそう。
上に行けば行くほど大別され、下に行けば行くほど細分化されていくのさ。
上に行けば行くほど大別され、下に行けば行くほど細分化されていくのさ。
どういう感じで区分されてるの?
大別している順から「界」、「門」、「鋼」、「目」、「科」、「属」、「種」となるな。
そして、それぞれの名に「上」が付けばその階級の上位、「亜」が付く場合はその名の下位扱いとなるぞ。
なお界の上に「ドメイン」、またの名を超界というものもあるが、ちょっと今回の内容から掛け離れるから説明は省くよ。
そして、それぞれの名に「上」が付けばその階級の上位、「亜」が付く場合はその名の下位扱いとなるぞ。
なお界の上に「ドメイン」、またの名を超界というものもあるが、ちょっと今回の内容から掛け離れるから説明は省くよ。
ふええええ…たくさんあるんだねぇ…
ちなみにスズキ…魚のスズキな?
コイツの場合だと動物「界」、脊索動物「門」、脊椎動物「亜門」、条鰭「鋼」、棘鰭「上目」、スズキ「目」、スズキ「亜目」、スズキ「科」、スズキ「属」、スズキとなるんだよ。
コイツの場合だと動物「界」、脊索動物「門」、脊椎動物「亜門」、条鰭「鋼」、棘鰭「上目」、スズキ「目」、スズキ「亜目」、スズキ「科」、スズキ「属」、スズキとなるんだよ。
ぶるぁぁぁぁぁ!?
わ、ワケが分かんないよ!?
亜とか上とかもあると、分類が多過ぎてイミフもいいところだわ…
ちなみに亜門って…宮本?
わ、ワケが分かんないよ!?
亜とか上とかもあると、分類が多過ぎてイミフもいいところだわ…
ちなみに亜門って…宮本?
宮本亜門は知ってい…ねえから。
どこのゴールドブレンドのCMだよ。
懐かし過ぎて、中の人の年がバレるからやめろ。
どこのゴールドブレンドのCMだよ。
懐かし過ぎて、中の人の年がバレるからやめろ。
そんで、今回注目の「目」は真ん中辺りか。
その下にまだ3つあるんだから、そりゃ多くて当たり前だわ。
その下にまだ3つあるんだから、そりゃ多くて当たり前だわ。
いや、スズキ目ってのは他の目の魚と比べても、属しているのが格段に多いんだ。
おー!
やっぱり気のせいじゃなかった!
やっぱり気のせいじゃなかった!
じゃあ、一体どんだけ属してるかって話になるんだけど、簡単に言うと魚類どころか脊椎動物全体を見渡しても、スズキ目が最大となるんだ。
え、え、ええええええええええ!?
そんなにいるの!?
数字は分かる?
そんなにいるの!?
数字は分かる?
今は2亜目62科365属2,248種とされてるけど…
に、2,248!?
その数字は、スズキ目の分類体系はまだまだ分からないところが多く、今後も変わっていくとのことなんだ。
だから今回については、スズキ目が最も多かった変遷をピックアップしたいと思う。
だから今回については、スズキ目が最も多かった変遷をピックアップしたいと思う。
は!?
2248で、まだ一番多いワケじゃないの!?
2248で、まだ一番多いワケじゃないの!?
ああ。
それ以前は、20亜目160科1,539属10,033種だったのさ。
それ以前は、20亜目160科1,539属10,033種だったのさ。
いーーちーーまーーんーー!
ちょっと分類が雑なんじゃないの!?
ちょっと分類が雑なんじゃないの!?
さらに驚かせてやろう。
世界の脊椎動物は37,600種で、魚類はその内42.6%を占めるんだ。
つまり、スズキ目というのは…
世界の脊椎動物は37,600種で、魚類はその内42.6%を占めるんだ。
つまり、スズキ目というのは…
魚の半分がスズキ目!?
やべーよ、ヤバすぎるよ、ミスターヤバタンだよ!
やべーよ、ヤバすぎるよ、ミスターヤバタンだよ!
最後何だよ。
まあなんだ、見掛ける魚の2匹に1匹はスズキ目ってことだな。
まあなんだ、見掛ける魚の2匹に1匹はスズキ目ってことだな。
なんかさぁ…ちょっと分類が雑なんじゃない?
ま、頭のいい人たちが文殊の知恵で決めたんだろうし、今私たちがとやかく言う余地はないだろ。
他力本願!?
なんだこの解説動画!
でもさ、やっぱり疑問だよ。
何でこんなにスズキ目ばっかりなの?
なんだこの解説動画!
でもさ、やっぱり疑問だよ。
何でこんなにスズキ目ばっかりなの?
さあ、そこが今回の本題だ。
どうしてスズキ目ばかりが繁栄しているのか、その理由は未だ憶測の域を出ていないところがあるけど、3つあると考えられる。
どうしてスズキ目ばかりが繁栄しているのか、その理由は未だ憶測の域を出ていないところがあるけど、3つあると考えられる。
ふむふむ…3つかぁ。
スズキ目ばかりになるなんて、きっとそれなりの理由があるんだよねきっと。
スズキ目ばかりになるなんて、きっとそれなりの理由があるんだよねきっと。
生存に有利な形状
だな。
てなことでひとつ目の理由となるが、やはり「生存に有利な形状」であるのは外せないところだな。
てなことでひとつ目の理由となるが、やはり「生存に有利な形状」であるのは外せないところだな。
生存に有利って…魚であるには変わりないでしょ?
条件はみんな、それほど大きな違いはないよ。
条件はみんな、それほど大きな違いはないよ。
本当にそうかな?
スズキ目には紡錘形の身体が多いが、この形状は非常に高い水準で水中生活に適応していると言われているんだ。
スズキ目には紡錘形の身体が多いが、この形状は非常に高い水準で水中生活に適応していると言われているんだ。
水中なのに防水系か…そりゃ無敵だわ。
紡錘形な?
字がまったく違うっての。
動画の尺は決まってんだから、次やったら二軒隣の鈴木さんに杖で殴ってもらうからな。
字がまったく違うっての。
動画の尺は決まってんだから、次やったら二軒隣の鈴木さんに杖で殴ってもらうからな。
ひ、ひぃぃぃ…
そんで紡錘形ってどんな形なのかな?
そんで紡錘形ってどんな形なのかな?
両端が尖った円柱だよ。
まさに魚って感じがするだろ?
まさに魚って感じがするだろ?
あ、あ、あ〜…納得。
めちゃ魚らしい魚だわ…て、スズキ目ってその形が多いんだよね?
めちゃ魚らしい魚だわ…て、スズキ目ってその形が多いんだよね?
ん?
そうだけど?
そうだけど?
それを「魚らしい」とか言っちゃうあたり、改めてスズキ目が多いって実感するよ。
たしかにそうだな。
そんな水中生活に適応している身体だから、遊泳能力が高く敵から逃げやすいのと同時に、エサにありつけやすいのさ。
スズキ目は、基本的に尾びれの構造が単純で泳ぎに特化しているのも、一躍を担ってると言えるだろう。
そんな水中生活に適応している身体だから、遊泳能力が高く敵から逃げやすいのと同時に、エサにありつけやすいのさ。
スズキ目は、基本的に尾びれの構造が単純で泳ぎに特化しているのも、一躍を担ってると言えるだろう。
へー!
そういや、魚らしい魚ってめちゃくちゃ泳ぐの早いヤツが多いしね。
そういや、魚らしい魚ってめちゃくちゃ泳ぐの早いヤツが多いしね。
でも、それだけならダツ目だって早いし、何もスズキ目だけに限ったわけじゃない。
その言い方だと、スズキ目には他にも有利っていえる身体の形状があるんだ?
そのとおり。
屋根瓦のように幾重に折り重なった鱗や、棘のような背びれや腹びれがある魚が少なくないんだが、これらは非常に防御力が高くやすやすと捕食されないんだよ。
屋根瓦のように幾重に折り重なった鱗や、棘のような背びれや腹びれがある魚が少なくないんだが、これらは非常に防御力が高くやすやすと捕食されないんだよ。
そ、そういえばスズキなんてすっごいザラザラした鱗があるし、背びれも触ると痛いよね。
なるほど…アレが鎧になっているんだ。
つまり、逃げ足が早いだけじゃなく万が一捕まっても簡単には食べられないってことかぁ!
そりゃ世界中に幅利かせるよ。
なるほど…アレが鎧になっているんだ。
つまり、逃げ足が早いだけじゃなく万が一捕まっても簡単には食べられないってことかぁ!
そりゃ世界中に幅利かせるよ。
加えて、鰾の進化も侮れない。
ひょうって何?
浮き袋って意味だ。
実は魚って、泳ぎに長けているものの案外沈みやすいんだよ。
実は魚って、泳ぎに長けているものの案外沈みやすいんだよ。
魚だから別にいいじゃん?
それだとずっと泳いでないといけないじゃないか。
発達した浮き袋で浮力を得て、水中生活の労力を削減しているのも、決して無視は出来ないぜ?
発達した浮き袋で浮力を得て、水中生活の労力を削減しているのも、決して無視は出来ないぜ?
魚はみんな近い感じと思ったけど、いろいろと特徴があるんだね…
様々な進化体系を持つ
スズキ目は特にそれが顕著だからな。
そんでふたつ目だが、スズキ目が様々な進化体系を持っているのも、数がやたら多い理由のひとつになるだろう。
そんでふたつ目だが、スズキ目が様々な進化体系を持っているのも、数がやたら多い理由のひとつになるだろう。
進化体系?
魚はどれも進化してるんじゃないの?
魚はどれも進化してるんじゃないの?
たしかにそうだが、スズキ目の場合は文字通りケタが違う。
深海、浅瀬、河口など、海だけに限らず淡水にまで散り、各場所でそれぞれの進化を果たしているんだよ。
深海、浅瀬、河口など、海だけに限らず淡水にまで散り、各場所でそれぞれの進化を果たしているんだよ。
え?
でも紡錘形が多いって言ってなかった?
結局みんな近い形なんじゃないの?
でも紡錘形が多いって言ってなかった?
結局みんな近い形なんじゃないの?
紡錘形ってのは、あくまでスズキ目の代表的な形状ってだけだ。
真鯛もハゼもシロギスも太刀魚もスズキ目なんだぜ?
真鯛もハゼもシロギスも太刀魚もスズキ目なんだぜ?
なんだってええええ!?
太刀魚なんて、どっちかって言うとリュウグウノツカイじゃん!
太刀魚なんて、どっちかって言うとリュウグウノツカイじゃん!
リュウグウノツカイにどっちかもクソもあるか。
それどころか、クマノミなどの観賞魚のいくつかもスズキ目なんだぞ?
それどころか、クマノミなどの観賞魚のいくつかもスズキ目なんだぞ?
美味そうじゃないのに!?
美味そうかどうかで判断するのはやめろ。
まあそういう感じで、スズキ目はありとあらゆる進化を遂げているんだ。
そしてその進化は、今いる場所で生きていくためにベスト…とまではないにしろ、ベターであるのは間違いないよな?
だって、今の今まで絶滅していないんだからさ。
まあそういう感じで、スズキ目はありとあらゆる進化を遂げているんだ。
そしてその進化は、今いる場所で生きていくためにベスト…とまではないにしろ、ベターであるのは間違いないよな?
だって、今の今まで絶滅していないんだからさ。
な、なるほど!
結果が物語ってるわけだね!
結果が物語ってるわけだね!
なお先に言った背びれに棘とか、遊泳能力などもこの過程で身に付けたと考えられているな。
まあ、そうじゃなきゃ最初からその形状ってことになるから、進化の過程であるとする方がそもそも自然だけど。
まあ、そうじゃなきゃ最初からその形状ってことになるから、進化の過程であるとする方がそもそも自然だけど。
ほえ〜…たしかに、よく考えたら他の目って近い形状の魚が多いような気がするよ。
もちろん違うのもいるけど、今聞いた限りスズキ目よりいろんな進化を遂げたのは見当たらないね。
もちろん違うのもいるけど、今聞いた限りスズキ目よりいろんな進化を遂げたのは見当たらないね。
だろ?
なお、今だ目として種として存続していることから、今後さらに進化する可能性だってある。
なお、今だ目として種として存続していることから、今後さらに進化する可能性だってある。
あ、今がゴールってわけじゃないもんね。
そう。
スズキ目の魚は、今から約6,000万年前に現れており、現在まで存続している魚であることから、最も進化した魚だと言われている。
その事から、今後も何らかの進化を果たす可能性は高いから、どうなって行くのかが見ものだな。
スズキ目の魚は、今から約6,000万年前に現れており、現在まで存続している魚であることから、最も進化した魚だと言われている。
その事から、今後も何らかの進化を果たす可能性は高いから、どうなって行くのかが見ものだな。
そんなの、他の魚も同じじゃないの?
絶対数が違うじゃないか。
何せ10,000種以上。
進化らしい進化を見せてくれる可能性は、コイツらがぶっちぎりと言わざるを得ないぜ。
何せ10,000種以上。
進化らしい進化を見せてくれる可能性は、コイツらがぶっちぎりと言わざるを得ないぜ。
そりゃそーか。
そういう変化を目の当たりにできると、なんか進化を体験しているような気持ちになれるね。
そういう変化を目の当たりにできると、なんか進化を体験しているような気持ちになれるね。
生息域の拡大
なかなかいいことを言うじゃないか。
てなことで次に行くが、前の2つの後押しとなるけど生息域の拡大は、この目が増えた最大の理由になるだろう。
てなことで次に行くが、前の2つの後押しとなるけど生息域の拡大は、この目が増えた最大の理由になるだろう。
住んでるところって意味だよね。
それはもう間違いないよ。
生存能力上げていろんなところに散ったんだから、自然と生息域は拡大すると思う。
それはもう間違いないよ。
生存能力上げていろんなところに散ったんだから、自然と生息域は拡大すると思う。
それだけじゃない。
スズキ目は分離浮性卵という形で産卵することも、繁栄成功のカギだったと言えるな。
スズキ目は分離浮性卵という形で産卵することも、繁栄成功のカギだったと言えるな。
何それ?
卵がそれぞれ、バラバラに散って海水に浮くんだよ。
これにより、まとまった捕食がされないなど産まれるまでに際して有利となり、多くが生き延びれられたと考えられるのさ。
というか、現在は大多数の海水魚がこの卵を産むことから、つまりはそういうことなんだろうな。
これにより、まとまった捕食がされないなど産まれるまでに際して有利となり、多くが生き延びれられたと考えられるのさ。
というか、現在は大多数の海水魚がこの卵を産むことから、つまりはそういうことなんだろうな。
ん?
淡水魚は違うんだ?
淡水魚は違うんだ?
池や湖ならともかく、川でそれやったら産まれるまでに海に辿り着いて、卵がダメになるぜ?
そんで、スズキ目が生息域を拡大しようとしている時期、甲殻類の爆発的な発生や進化なども後押しになったと考えられているな。
そんで、スズキ目が生息域を拡大しようとしている時期、甲殻類の爆発的な発生や進化なども後押しになったと考えられているな。
甲殻類?
なんか関係あるのかな?
なんか関係あるのかな?
エサだよ。
海にたくさん食べるものがあったようで、食い扶持に困らなかったんだろうな。
自然界において、エサの有無は直ちに生死に関わるから、その影響は計り知れないだろう。
海にたくさん食べるものがあったようで、食い扶持に困らなかったんだろうな。
自然界において、エサの有無は直ちに生死に関わるから、その影響は計り知れないだろう。
たくさん食べ物があるなら安心だわ。
数が増えたのは必然的な印象があったけど、運が良かったところもあるんだね。
数が増えたのは必然的な印象があったけど、運が良かったところもあるんだね。
運はデカいな。
今を生きる生物は、何かしらのどデカい幸運がなければ繁栄してないと言っても過言じゃないし。
その他考えられるものとしては、孵化するときを除いて淡水域にまで入り込むことができるヤツもいることだ。
今を生きる生物は、何かしらのどデカい幸運がなければ繁栄してないと言っても過言じゃないし。
その他考えられるものとしては、孵化するときを除いて淡水域にまで入り込むことができるヤツもいることだ。
え!?
両方イケるの!?
両方イケるの!?
ああ。
魚のスズキは、極めて強い広塩性…つまり塩分濃度変化の広い範囲で生息することが可能なんだ。
スズキレベルとなると、後はクロダイやカジカのいくつかくらいしかいない。
魚のスズキは、極めて強い広塩性…つまり塩分濃度変化の広い範囲で生息することが可能なんだ。
スズキレベルとなると、後はクロダイやカジカのいくつかくらいしかいない。
マスとかサケ、ウナギとかもイケるじゃん。
アイツらの海に降りたり川に戻るタイプは、海水と淡水を行き来するタイミングが決まってるからな。
それに対してスズキやクロダイは、日常的に海水淡水と行き来してんだぜ?
きちんとその区分もされていて、サケやマスやウナギが遡河性、降河性回遊魚と呼ばれるのに対し、スズキやクロダイなどは両側性回遊魚と呼ばれている。
それに対してスズキやクロダイは、日常的に海水淡水と行き来してんだぜ?
きちんとその区分もされていて、サケやマスやウナギが遡河性、降河性回遊魚と呼ばれるのに対し、スズキやクロダイなどは両側性回遊魚と呼ばれている。
強い。
これは強い。
……ん?
てことは、デカい魚に追われても簡単に逃げられるよね。
これは強い。
……ん?
てことは、デカい魚に追われても簡単に逃げられるよね。
まあ敵は大型の魚ばかりじゃないから、必ず敵から逃げられるってワケじゃないけど、有利なのは間違いないな。
そんで、逃げられるって観点だけじゃなく、淡水域でエサを探すことだってできるんだ。
そんで、逃げられるって観点だけじゃなく、淡水域でエサを探すことだってできるんだ。
あああ、そっか!
淡水にも魚…しかも小さいのが多いから…
淡水にも魚…しかも小さいのが多いから…
そうなんだ。
スズキは時に、アユを追うことだってあるみたいなんだぜ?
スズキは時に、アユを追うことだってあるみたいなんだぜ?
す、スズキがアユーーー!?
なんという豆知識。
飲み会でのドヤ顔が捗るよ。
なんという豆知識。
飲み会でのドヤ顔が捗るよ。
絶対嫌な顔されるけどな。
とまあ、スズキ目の生息域拡大ぶりはマジでヤバい。
さらにはスズキ目には淡水魚もいるし、繁栄している理由としては十分だろ?
とまあ、スズキ目の生息域拡大ぶりはマジでヤバい。
さらにはスズキ目には淡水魚もいるし、繁栄している理由としては十分だろ?
これは勉強になったよ、うん!
そんだけの理由があったら、そりゃ海はスズキ目でぎっしりになるわ。
そんだけの理由があったら、そりゃ海はスズキ目でぎっしりになるわ。
まあ未だ不明な点もあって、今回話した理由は想像の域を出ないところがあるけどな。
だが、他に繁栄した理由があるのかと問われると、ちょっと考えられないんだよ。
だが、他に繁栄した理由があるのかと問われると、ちょっと考えられないんだよ。
ふむふむ。
でも納得できたからOK!
でも納得できたからOK!
軽いなぁ…ま、いいか。
てなことで、今日は美味しい魚を食わせてもらいたいもんだ。
てなことで、今日は美味しい魚を食わせてもらいたいもんだ。
分かってるって!
今日はご褒美に、イエローヘッドジョーフィッシュね!
今日はご褒美に、イエローヘッドジョーフィッシュね!
スズキ目だけども!?
せめて美味そうな魚にしてくれよ!
せめて美味そうな魚にしてくれよ!
ということで今回は、なぜ魚類で一番多い科の名前は“スズキ科”なのか?について紹介しました。